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「難病でもできる仕事はあるでしょうか?」と考えること、一度はあるでしょう
こんにちは。
難病患者のライフサポーター、浅川透です。
私も難病患者の就労によく関わっているので、たまに就職相談のメールもいただきます。
就職相談のお問い合わせの中にはこんなメッセージもいただきます。
「私のような難病患者でも、できる仕事はあるでしょうか?」
「こんな私でもなにかできるのでしょうか?」
「私が働いて迷惑にならないでしょうか?」
そんな皆さんのお気持はよくわかります。
せっかく雇ってくれたところに迷惑をかけたくないという気持ち。
「『難病患者』は働けないと思っていたけれど、私は働いてよいのでしょうか?という気持ち。
そのお気持ちはわかりますが、そのお気持ちを一旦横において。
働きたい方は、まずは人を雇う会社側の立場になったつもりで考えてください
お客様の役に立ち、利益を生み出し、社員の給料を支払う側の人間が。
「こんな私でも働けますか?」
と、働く前から
「私は雇われても会社のお荷物になる」
と考えている人を雇うでしょうか?
実は難病のある人も半数以上は何らかの形で働いています
ただし。
会社に入って、どのように役に立つかを話せない。
自分が会社の求める能力を持っているかもわからない。
そんな自己分析も会社分析もせず、自己アピールもできていない方は、難病のあるなし関係なく、会社はそんな人を雇わないでしょう。
難病でも働きたい方に伝えたいこと
難病があるかどうかは一旦横において。
今の自分に何ができるか、どんな環境で働きたいか、どこなら能力を発揮して働けるかを考えてください。
普通の方がごく普通にやっている就職対策と同じことをしてください。
働きたい業種、会社が、わかってきたら。
どんな条件だったら、どんな配慮をもらえたら働けるかを考えましょう。
参考に難病の方がどんなところでどんな配慮をもらって働いているかのデータをご紹介します。
http://www.nivr.jeed.or.jp/download/houkoku/houkoku103-01.pdf
ただし、「同じ病気の人がここで働いているから私もここで働こう」と考えるのはやめてください
皆さんの能力・性格がその仕事に合わなければ、そもそも働けませんから。
どんな配慮をもらえたら、働けそうかという参考情報として上のデータを使ってください。
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