こんにちは、浅川透です。
先日から患者申出療養に関係する記事を書いています。
患者申出療養とは、未承認薬等を迅速に保険外併用療養として使用したいという困難な病気と闘う患者の思いに応えるため、患者からの申出を起点とする新たな仕組みとして創設されたものです。
先日は患者申出療養の話の前に先進医療や未承認薬のありがちな誤解についてご紹介しました。
今回は先進医療の探し方についてご紹介します。
なぜ先進医療の探し方を説明するかというと、患者申出療養も医療情報を知らなければ使えないからです。
先進医療の探し方自体はそれほど難しくなく、厚労省が患者申出療養を紹介しているサイトに先進医療の参考サイトを紹介しています。
①先進医療の各技術の概要: 先進医療技術、適応する病気等が紹介されています。(厚労省HP)
②先進医療を実施している医療機関の一覧:上の①のサイトで気になる先進医療が見つかったらこちらでその先進医療を実施している病院を探せます。(厚労省HP)
③医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議での検討結果を受けて開発企業の募集又は開発要請を行った医薬品のリスト:未承認薬の品名、対象疾患、関係する企業が書かれています。(厚労省HP)
④臨床研究情報ポータルサイト:日本で行われている臨床研究(試験)の情報を検索できるサイトです。(病名や薬品名から検索できるそうです)
これらのサイトでご自分の病気や症状に関係する未承認薬、先進医療が見つかるかも知れません。
気になる方は未承認薬、先進医療に関係している病院や主治医に話を聞いても良いかもしれませんね。
きっと詳しいことを教えてくれるでしょう。
ちなみにこれらのサイトに載っている以外でも、海外で利用されていて国内では未承認の薬などもあると思います。
これは手間がかかる話ですが、あなたの病気の権威の先生や患者会で海外の治療を知っている方等に話を聞くとサイトに載っている以外の情報も見つかるかも知れません。
ここまで書いておいてなんですが、(お医者さんが説明すると思いますが)未承認も先進医療もそれなりにリスクがあるそうです。
ですから、個人的には「国内に出回っている薬では自分にはあまり効果がない」という方や先生から勧められた方がこれらの治療を検討したら良いのではないかと思っています。
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