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患者申出療養制度をわかりやすく ~先進医療とは?~

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こんにちは、浅川透です。

 

少し前に患者申出療養というものができたことをご存知でしょうか?

http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000114800.html

 

これは未承認薬等を迅速に保険外併用療養として使用したいという困難な病気と闘う患者の思いに応えるため、患者からの申出を起点とする新たな仕組みとして創設されたものです。

 

一部の患者さんにとってはとても有益なお話です。

 

しかし未承認薬や先進医療が誤解されている場合もあるので、まずは未承認薬や先進医療について解説したいと思います。

 

とはいっても、私も医師から聞いた話や自分の病気に使われている薬を見ての感想から書いているものなので、この文章は「正確なもの」という認識ではなく「未承認薬や先進医療の誤解を解く」ための文章だと思って読んでいただければ幸いです。

 

まず、未承認薬と聞いてどんなイメージを思い浮かべますか?

 

未承認だからなにか怪しいものが入っているのではないか、一般の薬よりもリスクが高いのではないかなどと想像するかもしれません。

 

しかし、海外で長年使われていて国内で使われていないタイプの未承認薬の場合、製薬会社の都合(例えば日本でのマーケットが小さいから承認を取っていない等)で未承認薬となっているケースもあるそうです。

 

もちろん日本人や日本の医療環境において有効性・安全性が十分に確かめられていないものですから、リスクはそれなりにあります。

 

別に未承認薬を勧めるつもりはないのですが、一概に未承認薬=危険な薬とひとくくりにして判断せずにどのような薬かをお医者さんに確認してもらってくださいね。

 

 

次に先進医療について。

先進医療と聞くと「最先端だから、今までの治療法よりも効果があるに違いない」と考えがちですが、必ずしもそういうわけではありません。

 

ある一定の方には効果が出るでしょうが、そうでないケースもあります。

そしてまだ、試している方が少ないという意味でリスクも高いです。

 

実際に試そうとする場合には未承認薬、先進医療のどちらもお医者さんから説明があるとは思います。

 

しかし、必ずしも「未承認薬=怪しいもの」「先進医療=今までよりも良い効果を出す安全なもの」というわけではないという事は覚えておいてくださいね。

 

ちなみに未承認薬、先進医療を試したい場合も自分から情報を集めない限りはなかなか利用する機会もないでしょう。

 

特に今までの薬を使っても良い効果が得られなかった方は、リスクもきちんと調べながら未承認薬や先進医療の情報を集めても良いかもしれませんね。

 

次回は「患者申出療養」の制度について、厚労省がまとめた内容をシンプルにしてお伝えしますね。

 

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